韓経:世界が驚いた韓国の「コロナ大量診断」…原動力は公衆保健医師の移動検診
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.24 10:08
新たに赴任した公衆保健医師(公衆衛生医師)のチョ・スンヨンさん(28)は9日、大邱寿城区(テグ・スソング)保健所の勤務命令を受けて現場に投入された。通常、公衆保健医が任用を受ける4週間の基礎軍事訓練も省かれた。大邱で新型肺炎による感染者が急増すると保健福祉部が今年新規公衆保健医742人を早期任用して現場に配置したためだ。チョさんが保健所で引き受けたことは「移動検診」だった。毎日症状がある自宅や病院7~8カ所を訪れて検体を採取した。その都度30分もかけてDレベルの保護服に着替えることを繰り返さなければならなかった。一日の勤務時間の半分が服を着替えることにかかった。チョさんが2週間行った検体採取は800件にもなる。
ロイター通信は最近報じた「韓国はどのようにコロナウイルスの診断検査で米国を圧倒したか」という記事で韓国の新型肺炎対処の最も大きな成功要因として検診能力を挙げた。「米国、中国は特定地域に直接行ってくるか、あるいは彼らと接触した人々だけが保守的に検査した反面、韓国はドライブスルーなど地域社会に密着した形の検診で迅速に患者を探し出して隔離させた」ということだ。