【コラム】コロナ避難の韓国民帰国便…中国には民航機・日本には軍用機、なぜ?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.19 07:45
韓国政府が18日、日本に「空軍3号機」であるVCN-235を送った。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)のために、横浜港に足止めされていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の韓国国籍者を帰国させるためだ。空軍3号機は空軍の輸送機であるCN-235を主要要人(VIP)が座れるように改造した機体だ。「政府輸送機」とも呼ばれているが、厳密に言えば空軍所属の軍用機だ。
2018年10月にも空軍の輸送機「C-130ハーキュリーズ」が台風26号の被害を受けたサイパンとグアムから国民799人を安全に韓国に帰国させたことがある。当時、軍用機を派遣した国は韓国が唯一だった。
すると一部では「日本は正しく、中国は間違っている」と裏でヒソヒソ言う。韓国政府はまるで新型コロナの温床のようになってしまった中国武漢に民間チャーター機を3回派遣して海外同胞を輸送した。当時、政府は軍用機の投入を全く考慮していないと話した。その政府が日本に対しては軍用機をはばかることなく飛ばした。韓国がさらに積極的に改善を望む韓中関係と、両国が互いによそよそしい韓日関係にそれぞれあわせるためなのか、ホン・サンス監督の映画のタイトル『正しい日 間違えた日』を遠回しに当てこする言葉が出ている。