주요 기사 바로가기

【コラム】親文も反文も嫌だというあなたの選択=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.28 10:52
0
与党・共に民主党が進歩主義政党を、第一野党の自由韓国党が保守主義政党を標ぼうすることほどおかしなコメディーもない。公正の価値を自ら踏みにじった政党がどのように進歩になれるのか。また、名誉の価値を羽毛のように考える政党がどのように保守になれるか。進歩と保守を僭称する正体不明の政党にすぎない。あえて規定するなら両党とも原理主義政党だ。味方が無条件に正しいと言い張り、相手側の疑問や批判を受け入れない態度が原理主義だ。

いま韓国社会は2大原理主義勢力の極限対決で何もできない状況だ。一方には大統領文在寅(ムン・ジェイン)のすることなら無条件に支持する親文勢力があり、別の一方には彼がすることなら何でも反対する反文勢力がある。それぞれ進歩と保守という偽の外皮をかぶった2つの原理主義勢力の対立と葛藤は、価値観の差を越えて文明衝突の様相まで見せている。

 
「我々の文在寅」はやりたいことをすべてやるべきだという親文勢力は、積弊清算から検察改革、所得主導成長から脱原発、親北脱米的な対外政策まで文在寅政権の政策なら問いただすこともせず支持する。最小限の合理的疑心や異見までも容認せず、「プレジデント文在寅」を死守する文在寅決死擁護勢力だ。

この人たちの絶対的な支持を背景に、文在寅政権の組分けと側近擁護はますます深刻になっている。政権に負担を与える捜査を担当した検察の幹部を一挙に除去するところに見られるように厚顔無恥が過去を政権を超える水準だ。「ネロナムブル」(=自分がやればロマンス、他人がやれば不倫)の典型だ。政権の序盤に見せた謙虚で慎重な姿は消え、大胆にすることを決めた姿だ。

反文陣営は「文在寅政権打倒」を叫ぶだけで、何一つ建設的な代案を提示しない。議会政治とは壁を作り、場外闘争という名で「街頭政治」に没頭している。権威主義的な旧態依然の政治スタイルもそのままだ。世の中の変化とは関係なく親米反北の過去の歌ばかり歌い、太極旗・星条旗部隊ばかり眺めている。すぐに断髪と断食の過去を呼び起こす古い手法も相変わらずだ。

総選挙が近づき、2つの原理主義政党の激突はさらに熱くなっている。総選挙の結果に政権守護と政権打倒がかかっていると見なす民主党、韓国党ともに必死だ。親文と反文の勢力がそれぞれ結集して生死をかけて対決をするのは明らかだ。2カ月半後に迫った総選挙の結果は2つの原理主義勢力の戦いにぞっとしている中間地帯の有権者の選択にかかっていると見なければいけない。有権者の3人に1人はここに属するとみられる。

親文も反文も嫌な人々の票は行き場もなく空を舞っている。それでも傍観したり放棄したりしてはいけない。むしろ今の状況を政治を変える機会として活用する必要がある。韓国政治の最大の積弊は進歩と保守の仮面をかぶった2大政党フレームだ。「お前たちの票は結局、我々の2つのうちの1つに行く」という彼らの慢心にいま鉄槌を下さなければいけない。

政界の全面的な世代交代も今回の総選挙の重要な課題だ。民主化から30年以上も韓国の政界を握って甘い汁を吸っている586世代を引き下ろし、40代以下の若い世代を政界の主流勢力に引き上げなければいけない。特に20代後半から30代のミレニアル世代は、韓国の歴史上最高のスペックを備えた世代だ。デジタル環境で育った彼らは理念的な偏向から比較的自由であり、協業文化に慣れている。実用を重視するグローバル感覚も備えている。若さと経験不足を心配するが、公認権の威力に踏みにじられ、偽計と派閥で汚れた非民主的政党政治の経験までが長所になることはない。

今回の総選挙を通じて政界の両党構造を廃止し、世代交代を実現させるには、いつよりも党でなく候補を見て投票をする必要がある。党籍や所属政党を離れて、40歳以下の候補に目を向けて彼らの公約を細かくチェックしなければいけない。柔軟な思考と実行力を備えた若い候補が国会に多数進出し、超党派的に活動する時、後進的な政党政治構造を打破することができる。政党に関係なく実力がある若い候補を推して、そのような候補を使い捨ての装飾品でなく主軸として前に出す政党に票を与えてみよう。

期待された文在寅政権も過去の政権と変わらない姿を見せるのは勝者独占の権力構造のためだ。一票でも多く得た側があらゆるものをすべて握る憲法構造を改めない限り、執権勢力は利益集団に変質するしかない。改憲を通じて対話と妥協の政治が可能になるようにしなければいけない。今回の総選挙はその方向に進むためのステップだ。4・15総選挙は親文と反文の原理主義勢力の理性を呼び起こし、古い政治を封じてしまう快挙にならなければいけない。親文でも反文でもないあなたの自覚と若者の積極的な政治参加が強く求められる。

ペ・ミョンボク/中央日報論説委員/コラムニスト

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP