韓米連合訓練、実施なら北朝鮮が心配、中止なら戦作権が心配
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.22 13:26
韓国国防部が今年の韓米連合訓練実施方法をめぐり頭を悩ませている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の公約である任期内の戦時作戦統制権(戦作権)転換検証のためには連合訓練をまともに実施すべきだが、その場合、北朝鮮が連合訓練を口実に非核化交渉の扉を完全に閉鎖する可能性があり、ジレンマに陥っている。政府の一部では、連合訓練を猶予して北朝鮮を対話の場に引き出すべきだという主張まで出ている。
国防部は21日、鶏龍台(ケリョンデ)で文在寅大統領が出席した中、2020年業務報告を行った。国防部は今年中の戦作権転換検証のため上・下半期に各1回ずつ韓米指揮所訓練をする一方、連隊級以上の機動訓練は両国が単独で実施すると明らかにした。2019年と同じ立場を繰り返したのだ。