韓米同盟に異常気流…米国の一部で韓国政府に冷笑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.12 08:21
韓米同盟に異常気流が感知されている。2月27、28日にベトナム・ハノイで開催された2回目の米朝首脳会談の決裂の余波だ。韓国政府が金剛山(クムガンサン)観光など対北朝鮮制裁緩和が必要な事案をめぐり米国と一致した声を出していないという認識がワシントンで形成されているためだという。米国の政府・議会関係者を接触した複数の情報筋は11日、「こうした認識が米シンクタンクだけでなく国務省とホワイトハウスおよび議会でも登場するのが問題」と述べた。
情報筋は「米国議会の一部では、韓米首脳会談の早期開催は双方の認識の違いから容易でなかったのではという主張まで出てきた」とし「今は制裁を強化してテコを強化すべきだが、なぜ韓国政府は反対に進むのかと問い返した」と伝えた。
首脳会談は青瓦台(チョンワデ、大統領府)とホワイトハウスが推進するため米議会とは関係がない。にもかかわらずソウル外交筋は「米下院関係者から対北制裁緩和に関連して韓国政府が『月に向かって撃つ(shooting for the Moon)』という表現まで聞いた」と伝えた。月に向かって撃つとは遠大な試みという意味だが、脈絡によっては不可能な試みという冷笑的な意味も込められている。続いて「こうした状況で韓米首脳会談の必要性はさらに高まった」と指摘した。