駐韓米国大使「韓国政府は情報共有せず…非核化中間段階が分からない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.23 09:42
ハリー・ハリス駐韓米国大使が22日、韓国政府が提案した「グッド・イナフ・ディール」(北朝鮮非核化交渉に中間段階を含む)に関し、「実際、中間段階が何であるのか私には分からない」と答えた。
ハリス大使は「実際、非核化まで(対北制裁)解除はないが、韓国政府は私と中間段階について情報を共有することがなかった」とし「ただ、トランプ大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領は『制裁解除問題はFFVD(最終的で完全かつ検証可能な非核化)にかかっている』という点にワシントン(韓米首脳会談)で共感した」と述べた。こうした発言は、ハリス大使が官邸のソウル貞洞(チョンドン)ハビブハウスに外交部担当記者団を招待して開いた懇談会で出てきた。
ハノイ米朝首脳会談の決裂後の先月17日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は記者らに対し、「北が包括的目標を達成するためのロードマップに合意するように導き、『スモールディール』を『グッド・イナフ・ディール』(十分によい取引)にすべきではないだろうか」と述べた。北核交渉に詳しい元外交官は「ハリス大使は韓国政府が主張する『グッド・イナフ・ディール』を常識的には知っているが、受け入れることはできないという意向を明らかにしたと見るべき」と話した。