LG化学、ガラス基板事業部の売却失敗…LGグループのLCD出口戦略に「赤信号」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.15 12:05
LG化学が昨年初めから推進してきた液晶パネル用(LCD)ガラス基板事業部の売却が最終的に失敗に終わった。LG化学とガラス基板事業部の買収交渉を進めてきた米コーニングの交渉チームも最近撤収した。これに伴いLGがグループレベルで推進しているLCD事業を整理して有機ELに転換する「LCD出口戦略」にも赤信号が灯った。
◇LCDガラス基板事業整理、人材は再配置
14日の関連業界によると、LG化学はLCD用ガラス基板事業部売却を事実上断念した。ガラス基板はLCDを構成する部品・素材のうち最も大きな割合を占める核心素材だ。LGディスプレーのLCDパネルに使われる。LGグループ関係者は「コーニングが何度も調査を行い価格も協議したが、双方の価格差を狭めることができなかった」と明らかにした。コーニングがLGグループの戦略を知りとんでもない安値を提示したという。