韓国人中東専門家「中東戦争拡大に懸念、景気反騰見通しに暗雲」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.08 16:18
イランが8日(現地時間)、米軍駐留イラク空軍基地にミサイルを発射するなど「報復」を敢行しながら中東発緊張が韓国経済に及ぼす影響に注目が集まっている。問題は葛藤が米国・イラン間の局地戦に終わらず、中東全域に拡散する場合だ。韓国内の中東専門家は「中東領域内の戦争拡大・長期戦を懸念している」とし「政府の今年の景気反騰見通しに暗雲が垂れ込めている」と口をそろえた。
単純に数値で見る韓国-イラン交易は「準戦時」状態に近い。2018年5月、米国がイラン核合意から脱退した後、国際社会がイランに対する制裁を強化して韓国とイランの取り引きも急速に萎縮した。関税庁によると、2017年80億ドル( 約8700億円)だった韓国の対イラン輸入規模は昨年21億ドルに急減した。イラン向け輸出も同じ期間40億ドルから3億ドルに減少した。