日本、米国と協力して有人月探査始動…韓国はいつごろ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.02 07:01
米国が日本に有人月探査プロジェクトへの協力を提案していた事実が伝えられた。毎日新聞が1日、複数の関係者を引用して報じた。昨年9月に日本を訪問した米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン長官が日本政府にこのような提案をしたということだ。「宇宙崛起」を前面に掲げて宇宙開発の拡大を続けている中国を牽制(けんせい)するためだ。こうした中、韓国の月探査計画は霧の中でさ迷っている。
日本の宇宙飛行士が月面に降り立つのは2025年以降になるものとみられる。計画が実現すれば日本は米国に次いで2番目に月に人類を送った国になる。過去、米国は「アポロ計画(1961~72年)」により、12人の宇宙飛行士を月に送ったことがある。「宇宙覇権」を主張しているドナルド・トランプ政権は昨年5月、「再び有人月探査を始める」と発表した。いわゆる「アルテミス計画」だ。日本も積極的だ。毎日新聞は昨年5月、訪日したトランプ大統領に安倍晋三首相のほうから先にアルテミス計画への参画検討を提案したと伝えた。その後、ブライデンスタイン長官は昨年9月に日本政府の宇宙政策委員長である葛西敬之・JR東海名誉会長と非公式で面会した。この席でブライデンスタイン長官は「日米の宇宙飛行士が肩を並べて月面に立つ考え方を視野に、前向きな検討をお願いする」と要請したという。