中露ガス連帯、米国のLNG覇権揺さぶる…「韓国に追加押し売り懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.12 09:49
2日にロシアと中国をつなぐ初めてのパイプラインガス(PNG)の「パワー・オブ・シベリア(POS1)」が稼動を始め、世界のエネルギー市場に地殻変動が起きている。世界最大の天然ガス大国と世界最大のエネルギー消費国が手を取り合ったことで大きな影響が起きる見通しだ。当面は韓国をはじめとする東アジアの液化天然ガス(LNG)輸入国が巨大な中国市場を失った米国の口うるさく高い米国産LNGを抱え込まなければならないのではないかとの懸念まで出ている。
中露ガス連合の銃口は米国に向けられる。シェール革命を踏み台にして世界市場へLNG輸出を拡大してきた米国の戦略にブレーキをかけるということだ。