「イカ釣り漁船の同僚16人を殺害」亡命意向を明らかにした北朝鮮漁民2人を北朝鮮に強制送還(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.08 08:15
韓国政府が7日、東海(トンヘ、日本名・日本海)上で韓国軍当局に拿捕された北朝鮮住民2人を板門店(パンムンジョム)を通して北朝鮮に追放した。彼らはイカ釣り船で操業中に16人の同僚乗務員を殺害して逃走した疑いが持たれている20代の北朝鮮男性だ。
統一部のイ・サンミン報道官は記者会見で「韓国政府は彼らが殺人など重大な非政治的犯罪によって保護対象でなく、韓国社会に入れば国民の命と安全に脅威になり、凶悪犯罪者として国際法上難民として認められないと判断して政府部署の協議の結果にしたがって追放を決めた」と明らかにした。韓国政府が北朝鮮住民を追放の形式を通じて送還したのは今回が初めてだ。追放であるため本人の同意がない「強制送還」だ。