【コラム】文大統領のチョ・グク悪夢はまだ終わっていない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.04 11:17
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の母・故カン・ハンオク氏は深刻な貧困の中でも真っすぐで聡明な息子のために祈祷した。大学生の頃、維新反対集会を主導して拘束され、検察に移送された日、カン氏は「在寅!在寅!」と叫びながら護送車を追って走った。息子は「時々、喜びと栄光を抱かせたかもしれないが、不孝がはるかに多かった」と振り返った。文在寅大統領の純粋な性情は母の献身を通じて完成した。
白凡・金九(キム・グ)の母クァク・ナグォンを思い出す。息子が「国母の敵を討つ」として日本軍将校を殺害した罪で仁川(インチョン)に強制連行される時に同行した。21歳の息子の死刑執行が待つ悲劇の旅程だった。江華島(カンファド)を通過する時、「一緒に海に落ちて死んであの世でも親子一緒に過ごそう」と息子の手を握って船端に引っ張った。息子は「天が助けて死ぬことはない」と母をなだめた。