金英哲氏、再び全面登場「永遠の友人はいない」トランプ氏を圧迫
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.28 09:41
金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長(対南担当)が27日「米国が時間を引き延ばしてこの年(今年)末を無難に越してみようと考えるなら愚かな妄想」と主張した。自身が担当している労働党統一戦線部外郭団体である朝鮮アジア太平洋平和委員会の委員長名義でまとめた談話でだ。
金英哲氏は「何度も脱線されよじれるところだった朝米関係がそれなりに維持されているのは金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とドナルド・トランプ米大統領間の親密な関係のおかげ」としながらも「すべてのことには限界があるもの」と話した。引き続き「(米朝首脳間)親密な関係は決して民心を無視することができず、朝米関係の悪化を防止したり補償したりするための担保ではない」として「米国が自国の大統領とわが(北朝鮮の)国務委員会委員長の個人的な親密な関係を前面に出して時間を引き延ばして今年末を無難に越してみようと考えるならそれは愚かな妄想」と明らかにした。同時に「永遠の敵も永遠の友もいないという外交的名句が永遠の敵はいても永遠の友人はいないという格言に変わらないことを願う」と強調した。「年末を賢明に越す姿が見たい」〔24日、金桂冠(キム・ゲグァン)外務省第1次官外務省顧問〕「永遠の友人はいない」と威嚇の度合いを高めたものだ。