四方が危機の夏…文大統領、初めて休暇を取り消し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.29 07:08
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が夏期休暇を取り消した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)のユ・ソンファ春秋(チュンチュ)館長は28日「文大統領は29日から8月2日まで予定されていた夏期休暇を取り消し、執務室で正常勤務する予定」とし「『職員の休暇に影響がないように』という要請があった。そのため、月曜日(29日)の首席・補佐官会議はない」と伝えた。
文大統領が就任後夏期休暇自体を取り消したのは今回が初めてだ。過去2年間、有給休暇使用率は57.1%(2018年21日中12日、2017年14日中8日)だったが、毎年夏期休暇は使ってきた。2017年夏期休暇は北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した直後だったにもかかわらず、軍休養施設で日程を消化した。昨年には慶北安東(キョンブク・アンドン)の鳳停寺(ボンジョンサ)を訪れたが「離れたくないほど心が安らかだった」という感想を明らかにしたこともある。就任直後から「仕事と生活のバランス」を強調してきた文大統領は休暇を自ら実践しようとしてきた。そのような文大統領の休暇の取り消しはそれだけ現状況を尋常でないと判断しているということだ。