ファーウェイ事態は諸刃の剣…サムスンが対応戦略の準備へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.12 08:31
ファーウェイ(華為技術)をめぐり米中間の冷戦が本格化する中、特に両国と緊密な供給体系を構築しているサムスン電子やSKハイニックス、そして韓国国内の情報技術(IT)企業が頭を悩ませている。
サムスン電子は13日からスマートフォンを担当するIT・モバイル(IM)部門をはじめ、半導体ディスプレー(DS)など各部門別に相次いでグローバル戦略会議を開く。サムスン電子のグローバル戦略会議は年に2回、6月と12月に開かれるが、今回の会議では米中貿易紛争やファーウェイ事態に関連する戦略が集中的に議論される予定だ。米外交専門誌ディプロマットやニューヨークタイムズはこうした状況の中、「韓国企業に短期的に良い機会になるかもしれないが、長期的には負担になる」という分析を出している。
ファーウェイは5G(世代)移動通信装備とスマートフォン市場でサムスン電子の直接的なライバルだ。ファーウェイをめぐり世界が二分化している中、国際通信事業者団体GSMAは10日、ファーウェイの5G装備排除が5Gの導入自体を遅らせる可能性があるという見方を示した。