「強制徴用、裁判では限界…『2プラス2解法』外交で解決を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.07 10:15
チェ・ボンテ弁護士(57)は過去20余年間、日本の植民支配被害に関連した賠償訴訟一筋でやってきた法曹人だ。昨年の強制徴用工訴訟確定判決と2011年慰安婦憲法訴訟はすべてチェ弁護士の手を経た。そのような経歴だけを見ると、日本の歴史責任を問うことなら一寸の妥協もなく法廷争いを続ける「原理主義者」に映ってもおかしくない。
だが、強制徴用賠償判決をめぐる葛藤が韓日関係を最悪の状態にしている中で会ったチェ弁護士の発言はやや意外だった。「事実、韓国裁判所の判決を通した解決には限界がある。とにかく相手は日本企業とその背後にいる日本政府ではないか。結局は政府間の外交的協議を通じて解決するしかない」とした。チェ弁護士は三権分立を盾にして、この問題を傍観してきた韓国政府が早く態度を変えて日本が要求する外交的協議に堂々と応じなければならないと述べた。解決案はその過程で導き出されるだろうということだ。