【コラム】「大統領様!大統領様!」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.15 10:44
「国会議員の給与を最低時給に策定してください」「チョ・ドゥスン事件を再審してください」20万人以上の同意を得た青瓦台(チョンワデ、大統領府)国民請願の内容だ。請願を提起して、同意した人々の心に共感する。自分が出した税金が良いところに使われたらと願い、未来が明るい子どもにひどい犯罪を犯した者が処罰を受けるよう願うことに反対する人が何人いるだろうか。
事実、このような問題は大統領や青瓦台では解決できない。現行法上、再審は刑を減らす時だけ可能だ。12年刑を受けたチョ・ドゥスンに無期懲役刑を下すために再審を請求することはできない。国会議員の時給も現行法上、立法府の月給調停は立法府の役割だ。請願の内容通りにするには青瓦台が三権分立と法治主義を無視しなければならない。そのためコ・ミンジョン報道官も「怒りが大きいからといって法を無視することはできない」と答えたのだろう。