<済州フォーラム>鳩山氏「日韓中葛藤、日本が真心込もった謝罪を繰り返せば解消できる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.31 08:41
30日、済州(チェジュ)国際コンベンションセンター(ICC)で開かれた第14回済州フォーラムの「世界指導者セッション-アジア回復弾力的平和のために:協力と統合」では、北核や歴史など難題が山積した東アジアで欧州のような多国間主義共同体の形成が可能かどうかついての突っ込んだ議論が行われた。
ハインツ・フィッシャー元オーストリア大統領、マルコム・ターンブル前オーストラリア首相、鳩山由紀夫元日本首相など、各国指導者がアジアの領域内協力の可能性を診断した。司会は洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)中央ホールディングス会長が務めた。基調演説を行ったフィッシャー氏は、欧州連合(EU)を作り出した欧州の事例からアジアが教訓を得られるとした。フィッシャー氏は「欧州は第1・2次世界大戦という悲劇を経験したが、これを通じてドイツとフランスのように敵対国だった国家が非常に強力に協力してこそ政治的協力が後についてきて、戦争もなくなるということを学んだ」とし「これがまさに欧州統合の基礎になった」と話した。ターンブル氏も「アジア各国が経済をはじめとする多様な分野で戦略的パートナーシップを発揮して協業しなければならない」と強調した。ターンブル氏は環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては「遠からず韓国が加入してTPP参加国が再び12カ国になることを希望する」と話した。