【中央時評】「親日派トランプ」にした安倍の反撃(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.31 07:55
ひとつはっきりしたことがある。米国が間違いなく日本側に立ったという事実だ。日本を国賓訪問したドナルド・トランプ米国大統領が26日、安倍晋三首相とゴルフカートに乗って満面の笑みで撮影した「自分撮り写真」を見た瞬間、「ゲームは終わった」という考えさえした。韓国と日本が鋭く葛藤していることを明らかに知りながら、トランプはこれ見よがしに日本のほうに回ったのではないか。
世界経済1、3位の2首脳のブロマンス(bromance)が投げかけたイメージは強かった。一緒にゴルフをして、相撲を見て、炉端焼きで夕食を食べて、首脳会談と徳仁天皇の晩さん会に参加するなど常に行動を共にした。安倍は「観光ガイド」という非難にも甘んじながら、卑屈なほど誠心誠意を注いだ。おもてなし(真心を込めた日本式接待)だが、このように手厚く親密な首脳外交は今まで見たことがない。米国大統領としては初めて、第2次大戦時に敵国だった日本の自衛隊戦艦に乗船した場面は含蓄的だ。日本の軍事大国化と安倍が目指す「戦争のできる国」に対する米国の承認といえる。米日が「宝物のような同盟(treasured alliance)」と全世界に宣言しながらだ。