韓日中の熾烈なロボット三国志、活用度1位は韓国だが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.10 07:24
韓国はロボット消費では「外形上」大国として定着している。国際ロボット連盟(IFR)が発表した「ワールドロボティクス2018」によると、韓国では2017年の1年間に約4万台の産業用ロボットが売れた。中国(13万8000台)、日本(4万6000台)に次いで世界3番目の市場規模だ。販売額基準でも中国(45億ドル)、北米(25億ドル)、ドイツ(18億ドル)、日本(16億ドル)に続いて世界5位圏(6億6000万ドル)となっている。産業研究院のパク・サンス研究員は「電気・電子産業分野で制御が簡単で価格が安いロボットの販売が多く、販売量に比べて販売金額で見ると順位はやや低い」と説明した。
ロボットの活用では圧倒的な1位だが、製造技術に目を向ければ韓国の前途はまだ遠い。産業生態系が脆弱で、世界市場で競争するほどのロボット専門企業がない。専門企業がないため核心部品は輸入に依存している。韓国のロボット部品輸入額は輸出額の4倍を超える(2017年基準)。部品技術力が落ちるため、製品を作っても価格競争力を確保するのが難しい。