潘基文元国連事務総長「北、核廃棄しない…制裁維持すれば世情を知るだろう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.22 10:56
潘基文(パン・ギムン)元国連事務総長は21日、「ハノイ米朝首脳会談の失敗を契機に北朝鮮が核廃棄をしないということがますます明白になっている」と明らかにした。潘元総長は同日午後、仁川市(インチョンシ)で行われた仁川経営フォーラムの招請講演で「見方により皆違い、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と皆考えが異なる場合もある」とし、このように話した。潘元総長はハノイ会談決裂に関し、「米大統領がミサイル試験さえしなければ良いと何かの拍子に言ったのが北朝鮮に誤認させた可能性がある」とし、「北朝鮮の立場ではトランプ大統領が「在韓米軍を撤退させるかもしれない」「ミサイル試験さえしなければ良い」というように話したため『少し出しさえすれば米国が説得される』と考えた可能性がある」と分析した。
また「今回の会談で北朝鮮の非核化が我々の考えと違うということがはっきりと露見した」とし、「昨年12月から北朝鮮は韓国に対し『完全な非核化を混同してはならない。韓半島(朝鮮半島)の非核化は米国の韓国に対する核の傘のために生じるもの」と放送し、このような部分が米朝交渉の障害物になり、米大統領が会談の席を立って出たもの」と説明した。