【コラム】木は韓国が植えて、果実は日本が…
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.02.02 14:14
すでに7年前のことだ。大規模な国際機関、緑の気候基金(Green Climate Fund=GCF)事務局を仁川(インチョン)松島(ソンド)に誘致したとして歓呼した。国連が地球温暖化による気候変動に対応する常設機関として発足させようとしたのだ。
お金があるところに心も視線も向かう。国際機関は多いが、お金を触れる国際機関は地位も関心も特別で、当時の韓国のGCF事務局誘致には世界の耳目が集中した。「韓国のクーデター」とも言われ、当時のオバマ米大統領は世界銀行総裁も韓国系であることに言及しながら「韓国が世界を支配する」とまで言った。とにかくこれは当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領の「グリーン成長」ブランド効果を受けたのが事実だ。ところがその後、韓国はGCF本部誘致国として何をしたのか、どのようなリーダーシップを見せたのか分からない。むしろ韓国の無関心と無能に対する不満の声ばかりがあちこちで聞こえてきた。