【コラム】在韓米軍の撤退は自害行為だ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.04 08:15
韓国は核と長射程砲で武装した北朝鮮と対立している。板門店(パンムンジョム)からソウルまでの距離はわずか48キロメートルだ。外国人は在韓米軍を信じて投資する。北核問題も解決されていない状態で米軍が撤退すれば韓国経済は致命傷を受けるだろう。
トランプ大統領は遠からずなぜ在韓米軍が米国の国益にとって役立つのかを問うだろう。保守と進歩が総出でホワイトハウスと行政府、議会とシンクタンクを説得しなければならない。北朝鮮も米上院外交委員会核心専門委員にまで接触を試みているというのに韓国はどんな努力をしているのか。
韓半島(朝鮮半島)はロシアの南下を牽制し、中国の太平洋進出を阻止する要衝地だ。日本を軸にした米国の北東アジア戦略の前哨基地でもある。韓国は世界中で米国の武器を最も多く購入している国だ。海外駐留米軍基地の中で最大規模の平沢(ピョンテク)は米国と覇権を争う中国の面前で心臓に狙いを定めている。何より韓国は同盟国米国の安保支援の中で輝かしい経済的成就を成し遂げたし、米国の自尊心を助けた特別な国だ。お金のために在韓米軍撤退を決めるとすれば国際社会の嘲弄の種になるだろう。