<Mr.ミリタリー>日本、ドイツとは摩擦少ないが、韓国だけ…韓米防衛費分担金問題(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.03 08:37
韓米同盟は偉大な同盟に生まれ変わるのだろうか。それとも亀裂が生じて瓦解するのか。昨年妥結すべき防衛費分担金交渉が年を越して原点に戻り、同盟が岐路に立っている。トランプ米大統領は分担金問題で在韓米軍の撤収にまで言及した。韓国政府は分担金引き上げにためらい、進歩団体は引き上げを撤回しろと主張している。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は1日の「新年の辞」で、連合訓練と米戦略資産展開の完全な中止を要求した。韓米連合防衛体制をこれ以上維持するなということだ。しかし北朝鮮はすでに核保有国だ。韓国独自で北朝鮮の核を防げるのか。
防衛費分担金をめぐって韓国-米国、進歩-保守はなぜこれほど激しく対立するのか。かつて韓米関係が強固だった当時は大きな問題でなかった。お互い感情が良くない時期もあったが、現在ほど深刻ではなかった。しかし北朝鮮の核の脅威が想像以上に強まって新しい安保構造ができ、韓国の進歩政権と米国の保守政権が対決する時は同盟に根本的な亀裂が生じることもある。さらに「米国優先」を叫ぶトランプ大統領が韓国の「安保ただ乗り」を指摘している。費用を負担しない同盟は同盟でないということだ。トランプ大統領は分担金交渉をめぐり「ぞっとする軍事協定」「我々はカモ(sucker)でない」という露骨な表現もしている。