サムスン、中国天津スマートフォン工場撤収へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.13 07:55
サムスン電子が中国天津にあるスマートフォン生産法人(TSTC)を閉鎖する。中国スマートフォン市場でシェア1%未満(今年7-9月期0.7%)と苦戦し、人件費の上昇などコスト負担が増えた中、工場の撤収を決めたのだ。これを受け、サムスンのグローバルスマートフォン生産基地も再編される見通しだ。
サムスン電子の関係者は12日、「天津工場を今年末まで稼働する予定」と明らかにした。サムスン電子は約2000人の現地役職員と協力会社にこうした方針を公示したという。ケース、カメラモジュール、回路基板などを生産する協力会社の生産施設撤収も相次ぐとみられる。
サムスン電子天津工場は2001年から稼働した。天津工場は2013年に売上高15兆2900億ウォンで全盛期を迎えた。中国スマートフォン市場でシェアが20%に達したからだ。しかし2年後の2015年は6兆9600億ウォン、2016年1-9月は3兆3800億ウォンに減り、10-12月期には主要従属法人から除外された。2015年から毎年大幅に生産量が縮小され、最近は年間100万台未満であることが分かった。