【時視各角】「脱原発暴力」を国民が制圧した台湾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.26 13:40
土曜日、台湾で奇跡が起こった。左派政権の脱原発政策を国民が廃棄したのだ。台湾は地方選挙の時に国の懸案について国民投票をする制度がある。脱原発廃棄案が投票者の50%以上、有権者全体の25%以上の同時賛成を受けなければならない厳格な条件を通過した。蔡英文政権の破壊的脱原発を国民が峻厳に審判したのだ。
台湾の人々は極端な脱原発政策で安全の強化どころか、石炭・ガス発電の急速な拡大による二酸化炭素(CO2)の大量増加に直面した。土曜日0時現在、1kWhの電力を生産する場合に主要国が出すCO2の量をリアルタイムで示すアプリ(electricityMap)によると、台湾は566グラムだった。石炭で10GW、ガスで8GWの電気を作り、太陽光と風力は合わせても1GWにならない。脱原発・再生可能エネルギーの夢は立派だが、煙たい炭素共和国になる。昨年のガス発電所故障事故で全世帯の60%がブラックアウトの恐怖を経験し、電気料金が上昇した事件も脱原発に対する怒りにつながった。