韓国、雇用率すら…金融危機以降最大の下落(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.15 15:00
雇用率が急激に落ちている。落ち幅と下落期間いずれも金融危機以降最高水準だ。雇用指標の悪化について「人口減少などを考えると、就業者の増加幅でない雇用率を見るべきだ」と主張してきた青瓦台(チョンワデ、大統領府)と政府の釈明が面目を失うことになった。
14日、統計庁によると、今年第3四半期の15歳以上雇用率は61.1%となった。1年前の同期間より0.3%ポイント下落した。金融危機による影響があった2010年第1四半期(0.5%ポイント下落)以降最も大きく落ちた。今年第2四半期に前年同期より0.1%ポイント下落したことに続き、2四半期連続で雇用率が前年より落ちた。
月別雇用率は長期間下り坂となっている。先月の雇用率は61.2%となった。1年前の同月より0.2%ポイント落ちた。前年同月に比べて2月から8カ月連続で減少した。やはり金融危機による影響があった2008年1月から2010年3月まで下落傾向を続いて以降最も長い下降線だ。経済協力開発機構(OECD)の比較基準である15~64歳の雇用率も先月66.8%から1年前より0.1%ポイント下落した。4カ月連続で減少した。