韓国、中国人旅行客700万時代…観光ではなく金儲けに来た?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.04 08:36
700万人の中国人観光客が海外に出て行くという中国国慶節(10月1~7日)が始まったが、韓国の旅行・流通業界は深いため息を吐くばかりだ。昨年3月の限韓令(韓国団体観光禁止)以降、団体観光を一部許容するという中国当局の発表とは違い、韓国を訪れる中国人観光客数は回復する兆しを見せていない。
また、最近訪韓する中国人の中には代行購入(代工)や観光名目で入国した後、金儲け目的で居座る不法滞在者が増え、旅行・流通業界が期待する旅行需要からは程遠い状況となっている。ここに中国人旅行客専門旅行会社まで開店休業状態なので、中国人観光客を誘致する長期的なインフラまで崩壊するのではないかとの懸念も出ている。
韓国旅行業協会(KATA)関係者は3日、「中国国慶節というが、韓国を訪れる中国人観光客の数は高高度ミサイル防衛(THAAD)体系以前の半分にもならない」とし「中国当局は限韓令を緩和したというが、実際にはほとんど変化がない」と話した。この関係者は「中国人観光客が減り、150社余りに達していた中国専門旅行会社のうち、現在は6~7社だけが残った」と付け加えた。