【社説】韓国、大豆と豆腐の価格を論じる前に急激な脱原発政策から手を入れねば
韓国電力の金鍾甲(キム・ジョンガプ)社長が1日、フェイスブックに「豆腐工場の心配事」という文を載せた。「輸入大豆価格が上がる時も豆腐価格を上げなかったが、いまでは豆腐価格が大豆価格より安くなった」ということが核心だ。韓国電力を豆腐工場に例えた文で、豆腐価格は電気料金を、輸入大豆価格は石炭・液化天然ガス(LNG)などの燃料費を示す。結局電気料金引き上げは避けられないという主張だ。
韓国電力は2015~2016年に10兆ウォンを超える営業利益を出したが、現政権になり業績が急激に悪化した。昨年は5兆ウォン近い営業利益を出したが、昨年10-12月期と今年1-3月期の連続で1300億ウォン近い赤字を出した。黒字会社が突然赤字に転落したのは韓国政府の急激な脱原発政策によるところが大きい。発電単価が石炭の3分の2、LNGの半分にすぎない原発が電力生産で占める割合は2016年の29%から昨年は26%に、今年1-3月期には18%に急減した。これと違い石炭発電の割合は2016年の39.8%から今年1-3月期に43.4%に、LNGの割合は23%から30%に増えた。値段が安い原発の稼動を減らして高い石炭・LNG発電を増やしたため韓国電力の負担は大きくなるほかない。その上韓国政府は温室効果ガス排出を当初計画よりさらに多く減らすと最近発表した。温室効果ガスを排出しない原子力発電所や値段が安い火力発電の代わりに太陽光や風力発電を増やさなくてはならないので電気料金原価は今後さらに上がるだろう。