韓経:韓国SPA市場でユニクロだけ一人勝ちしている理由とは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.08 13:29
スペインのZARA、スウェーデンのH&Mと共に「グローバルビッグ3」の製造小売(SPA)衣類ブランドに挙げられている日本のユニクロが韓国市場で一人勝ちしていて、その背景に関心が集まっている。ユニクロはビッグ3の中で、唯一、売上高1兆ウォン(約1025億円)を超えた上、14.26%という高い営業利益率を誇っている。ZARA(3.29%)やH&M(4.52%)おさえ、断トツで高い利益率だ。ZARAがトレンディーなデザインを、H&Mが安さを強調しているのとは違い、「ライフウェア」を全面に出したユニクロの戦略が韓国で通用したという分析がある。
◆「グローバル1位」も苦戦する韓国
グローバル1位のZARAの昨年の世界売上額は285億ドル(約3兆1300億円)で、H&M(243億ドル)やユニクロ(173億ドル)を上回っていた。世界売上増加率もZARAが11.5%で、H&M(4%)やユニクロ(4.2%)よりも高かった。最も多くの国に店舗を構え、トレンディーな服をスピーディーに流通させる「ファストファッション」ブランドとしての名声をいち早く固めたおかげだ。