【中央時評】ろうそく革命という名のもとに李明博元大統領を拘束する?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.16 16:31
文在寅(ムン・ジェイン)政府はろうそくの「革命性」に執着する。文大統領はろうそくデモに「革命」と名付けることで市民革命に昇華させた。「3・1運動(独立運動)精神が100年という時間を飛び越えてろうそく革命に継承された」という彼の3・1記念日の記念演説はろうそくの正統性に誰も挑戦することができないように釘を刺した。正義が踏みにじられて不正が横行する世の中をひっくり返すべきだと考える時、民衆が国家権力を掌握して社会を支配する人々にその問題を解決する意志と能力がないと考えられる時、革命は腐った扉を蹴飛ばすかのように国家を襲撃する。〔(柳時敏(ユ・シミン)、『国家とは何か』〕このような見方は国政壟断に対抗して「これが国か」として立ち上がったろうそくデモが国民抵抗の革命という文在寅政府の認識につながっている。
革命は彼我と善悪を区別する。ろうそくが革命の主体であれば、朴槿恵(パク・クネ)・李明博(イ・ミョンバク)元大統領は反革命の象徴だ。反動勢力であり、報復と断罪する悪になる。革命勢力は古くて腐敗した旧体制(アンシャン・レジーム)を一掃してこそ「素敵な新世界」が到来するという社会正義を前面に出している。フランス大革命でルイ16世とマリー・アントワネットは国家反逆罪で断頭台で惨めな最後を迎えた。反対側に立った彼らの犠牲を要求するのが革命の属性だ。