<平昌五輪>祭りが終われば誰が財布を開くのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.22 14:20
世界92カ国から2925人の選手が参加した歴代最大規模の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が終盤に入っている。25日の閉会式まで五輪の熱気は冷めないだろう。来月開催されるパラリンピックまで終われば、冷静にそろばんを弾かなければいけない時期がくる。祭りが終われば誰かが財布を開かなければいけない。平昌五輪は我々に何を残したのだろうか。五輪が開催された江原道(カンウォンド)13カ所の競技場の事後管理案を中心に五輪が残した有無形の遺産(Legacy)を現場でチェックした。
旧正月連休最終日の18日晩、江陵(カンヌン)五輪パークの江陵ホッケーセンター。暗くなると八角形の灰色の建物が多様な照明を受けて星のように光った。内部には五輪規格のアイスリンク(長さ60メートル、幅30メートル)と1万席の観客席がある。この日、男子アイスホッケー韓国代表と世界1位のカナダとの予選第3戦が行われた。アイスリンクと観客席の間隔は1.6メートルにすぎず、選手たちの激しいボディーチェックの衝撃音がそのまま伝わる。1064億ウォン(約106億円)の建設費が投入されたこの立派な競技場はまだ五輪後の管理を引き受けるところが見つかっていない。