南北協力基金に不明瞭な予算2480億ウォン…対北支援の動き(1)
政府の予算には大統領の統治哲学と政権の方向が反映されている。予算をどこにどう投じるかを確認すれば政策路線が見えてくる。北朝鮮との交流・支援に傍点を打つ文在寅(ムン・ジェイン)政権はどうだろうか。対北朝鮮政策を進めるのに必要な資金を入れておく「金庫」の南北協力基金がバロメーターだ。基金問題を集中的に分析してきた国会外交統一委員会の鄭亮碩(チョン・ヤンソク)議員室(自由韓国党)に会い、政府の対北朝鮮予算を分析した。
統一・対北朝鮮懸案に関連する政府の財布は大きく2つに分けられる。統一部の一般会計予算と南北協力基金だ。脱北者定着支援と統一教育、対北朝鮮情報分析などに使われる来年の予算は約2275億ウォン(約238億円)。ところが南北経済協力や対北朝鮮支援に投じる資金を備蓄しておいた協力基金は4倍以上の9624億ウォンにのぼる。本末転倒だ。統一部は当初、昨年より835億ウォン増額(8.7%)した約1兆462億ウォンを要請したが、国会の審議過程で838億ウォン削減された。相次ぐ核・ミサイル挑発に加え、審議が迫った11月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星15」まで発射し、一部の項目が減ったのだ。協力基金1兆ウォン突破という象徴性を狙った統一部の思惑もかなわなかった。