韓日漁業交渉決裂のせいで…乱獲問題が深刻な小サバ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.14 08:45
「私たちだって小サバを獲りたいわけじゃないんです。大きくなったサバの10分の1の値段にしかならないのに…。しかし燃料費をまかなうためには獲らざるを得ないんです」。今月11日、韓国の近海で水揚げされたサバの90%以上が取り引きされている釜山西区(プサン・ソグ)の共同魚市場委販場で会った大型旋網漁船(サバ漁船)船長の話だ。
この日、委販場にはサバ10万箱が出たがこのうち6万箱が21センチ前後の小サバだった。28センチ以上のサバ一箱には10万ウォン(約10400円)以上の値がついたが、小サバは10分の1水準の1箱1万1000ウォンだった。大型旋網水産協同組合のマ・イルド指導課長は「昨年7月から韓日漁業協定が中断してサバ漁獲量の30%を占める対馬に行けなくなった」とし「ことしサバの漁獲量が700億ウォン分減り、小サバでも獲らないと人件費や燃料費を充当することができない」と打ち明けた。