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平昌に行きたいが…韓国国民、平昌五輪行きをためらう理由(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.22 17:17
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しかし、五輪の入場券販売が振るわないと、事実上押し売りや動員で挽回しようとするのではないかという指摘も出ている。スポーツ評論家のチェ・ドンホ氏は「地方自治体などにチケットを押し付ければ、票が全部売れるといっても競技場には観客がいない可能性もある」と話した。

高麗(コリョ)大国際スポーツ学部のリュ・ソンオク教授は「民間旅行会社が乗り出して五輪のチケットに結びつけた観光商品を開発しなければならない。組織委レベルで五輪のパートナー会社のプロモーションを積極的に促す必要がある」と指摘した。

 
高い宿泊費も江原行きをためらわせる要因だ。江陵アイスアリーナ近くのモーテルの1日宿泊料は5万ウォン前後だが、五輪期間には8倍以上に高騰した。インターネットサイトに1泊に90万ウォンで販売されているところもある。宿泊料は自律料金制となっており規制することはできない。

しかも、多くのモーテルの店主は個人よりはすべての客室を全部予約できる団体顧客を好む。期間も短期よりは開幕前後に25日内外の長期予約を好んでいる。

このような中で、五輪関係者や一部の観光客は束草や原州(ウォンジュ)などの地域で宿所を探している。江陵市は五輪観光客を呼び込むために宿泊会社の空室情報案内システム(stay.gn.go.kr)を構築するなど補完策を立てている。江原道農漁村民宿江陵協会のソ・ソニ会長は「リーズナブルな宿泊費を受けるために事業主も努力中」と説明した。

寒い天気に対する懸念の声も大きい。4日、平昌郡横渓里(フェンゲリ)の五輪開閉会式場では平昌ドリームコンサートが開かれた。約3万3000人が競技場を訪れたが、午後8時に気温が3.4度だった。しかも、秒速8メートルの風が吹いた。4時間開かれたコンサートで低体温症患者が6人も発生した。患者のうち一部は病院に急に搬送された。

江原地方気象庁によると、ここ10年間、開幕式が開かれる2月9日にこの地域の平均気温は摂氏氷点下6.4度(最低氷点下11.7度)、閉会式は氷点下1.3度(最低氷点下11.2度)だ。体感温度は開幕式当日が氷点下11.2度、閉会式の時は氷点下4.9度だ。体感温度は関心-注意-警告-危険の4段階に分かれるが、氷点下11.2度であれば「警告」段階だ。

新しく建てるために635億ウォンがかかった開閉会式場は開放型構造なので観覧客が寒さにそのまま露出するほかはない。2010年バンクーバー大会はドームで、2014年ソチ大会は屋根の間に大型カバーで覆ったドーム型態競技場で開閉会式を開いた。組織委は2015年3月、屋根の設置を検討したが予算問題であきらめた。

五輪開閉会式のソン・スンファン総監督は「今になって屋根をのせるわけにもいかない」とし「観客が立って反応できるパフォーマンスを準備中」と話した。組織委は風が入る入口側に防風膜を設置する計画だ。また、観覧客にはレインコート、ホットパック、膝毛布などを提供する予定だ。

慶煕(キョンヒ)大体育大学院のキム・トギュン教授は「寒さを人為的に防ぐことにはできない。北米アイスホッケーリーグ(NHL)ウィンタークラシックも野外で開かれるが、天気が寒いほど入場券がさらによれ、関連商品の売り上げも増える。天気と場所のせいにするのではなく、人々の心を動ける積極的なマーケティング戦略が必要だ」と強調した。


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    平昌に行きたいが…韓国国民、平昌五輪行きをためらう理由(2)

    2017.11.22 17:17
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    平昌五輪プラザでは来年2月平昌五輪と3月パラリンピックの開閉会式など計4回にわたって行事が開かれる。開放型構造なので観覧客が寒さにそのまま露出するほかはない。
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