【コラム】北核危機解決のゴールデンタイム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.09 15:50
最近、韓日米3国で北核問題の解決に向けた「ゴールデンタイム」が近づいているという分析が出ている。20年以上繰り返されている北核問題の大きな軸が今回はどのような方法であれ、見えてくるだろうということだ。趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は最近、記者会見で「ドナルド・トランプ大統領のアジア歴訪以降から来年春までがとても重要な時間になるだろう」とし、具体的な時期まで提示した。
ゴールデンタイムの最初の条件はトランプ政府の前例のない北核解決への意志だ。トランプ大統領は8日、国会演説で「北朝鮮体制はかつて米国の自制を柔弱さと解釈した」とし「我が政府はかつてとは異なる行政府であり、我々を過小評価するな」と警告した。19世紀ドイツの統一を達成した鉄血宰相、オットー・フォン・ビスマルクが話した「強者は気迷いで力を失い、弱者は大胆さで強くなる」状況をこれ以上繰り返さないということだ。