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【社説】韓国戦争以来最高の危機…韓国だけが知らないのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.06 09:06
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韓半島(朝鮮半島)に最高の危機兆候が感知されている。先週、核実験の準備を終えた北朝鮮が昨日午前、中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射した。6~7日(米国時間)に予定されている米中首脳会談を一日前にした時点だ。北朝鮮が発射したミサイルは、潜水艦用(SLBM)を地上発射用に改造した北極星2型(KN-15)だと、韓米情報当局は推定している。このミサイルは、高度189キロまで上がってわずか60キロしか飛行しなかったが、発射は成功したと見られている。射程距離が3500キロと見られるこのミサイルは、米海兵隊が駐留している沖縄はもちろん、B-2ステルス爆撃機とB-52戦略爆撃機が配備されているグアムまで攻撃できる。

北朝鮮がグアムに着くミサイルを試験発射したのは、第6次核実験の前に米中両国の考えを探る目的があると見られる。もしかしたら、今回の米中首脳会談で北朝鮮の運命が決まるかもしれないためだ。韓半島に危機の暗雲が立ちこめている。緊張感は米国でも漂っている。トランプ米大統領は一昨日「北朝鮮は人類の問題(humanity problem)」とし「米中首脳会談で協議する」と明らかにした。ホワイトハウスで開かれた主要企業のCEOを対象にしたタウンホールミーティングでの発言だ。レックス・ティラーソン米国務長官の発言はさらに意味深長だ。彼は北朝鮮がミサイルを発射したことを受け「北朝鮮に対しては十分に話しているので、これ以上付け加えることはない」と述べた。もう行動だけが残っているという意味とも捉えられる。

北朝鮮のミサイル発射に米太平洋司令部が直ちにミサイルの種類(KN-15)を確認する立場を示したのも異例的だ。それだけに米軍当局が敏感に反応しているということだ。米軍の主要人事も同様だ。ジョン・ハイトン米戦略司令官は4日、上院軍事委員会で「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備する能力を備え、核弾頭まで搭載する直前まで至っている」と述べた。同日、スコット・スウィフト米太平洋艦隊司令官は、ソウル龍山(ヨンサン)基地で開かれた記者会見で「北朝鮮の核脅威は地域安保と世界的脅威」としながら「(北朝鮮の挑発による)韓半島の戦争は韓国に限られず、全世界を揺るがす水準」と懸念した。ロバート・ブラウン米太平洋陸軍司令官も1月、米戦略国際問題研究所(CSIS)討論会で「最も心配しているのは北朝鮮問題」とした。

民族の災難をもたらす北核危機が次第に近づいている。しかし、大統領選の候補はこれといった対策を出していない。民主党の文在寅(ムン・ジェイン)候補は「(大統領に当選すれば)北朝鮮を先に行く」と話したのが全部だ。もちろん、昨日、北朝鮮がミサイルを発射したところ「北朝鮮が挑発すれば、後戻りできない道を歩むことになるだろう」という立場を示した。他の候補も同様だ。ただ高高度防衛ミサイル(THAAD)体系の配備問題に時間を無駄に費やしている。北朝鮮の核・ミサイルが発射されるところだが、いつまで枝葉的なTHAAD問題だけにこだわるのか。大統領選候補はこれから具体的な外交安保戦略を国民に提示しなければならない。

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