文大統領「民主主義は北ミサイルより百倍、千倍強い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.23 10:03
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が22日、「韓国の民主主義は北のミサイルより百倍、千倍強い」と述べた。文大統領はこの日、ソウル孝昌(ヒョチャン)運動場で開催された第35回大統領旗以北道民体育大会に出席、「北が持たない民主主義が我々の糧であり、生活であり、平和だ」とし、このように主張した。
また文大統領は「北側道民出身者、脱北住民を大韓民国に導いたのは民主主義」とし「北側道民も、脱北住民も、企業家も、労働者も、我々はみんな大韓民国の国民であり、一緒に暮らす共同体だ。進歩と保守、左右の理念的区別と対立は我々の未来にいかなる意味もない」という発言もした。
大統領の以北道民体育大会出席は2001年の金大中(キム・デジュン)元大統領以来16年ぶりとなる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「映像メッセージを準備したが、文大統領が出席するというので日程が変更された」とし「自らが以北出身という点と関係があるのでは」と伝えた。実際、文大統領は「私も『失郷民』の息子、以北道民2世だ」という言葉で祝辞を始めた。文大統領の父は咸鏡南道興南(フンナム)、母親は咸州(ハムジュ)出身だ。文大統領の親は1950年12月の興南撤収当時に「メロディスビクトリー号」に乗って避難し、文大統領は避難地であった慶南(キョンナム)、巨済(コジェ)で生まれた。