【社説】中途半端な雇用ロードマップは雇用創出につながらない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.19 13:47
文在寅(ムン・ジェイン)大統領主宰で開いた雇用委員会が昨日「雇用政策5カ年ロードマップ」を打ち出したが、中途半端なロードマップという指摘は避けにくいようだ。いくら見ても雇用を創り出すような根本的な対策が見当たらないためだ。雇用委員会はロードマップに5大分野、10大重点課題、100大政策課題を入れた。大きな枠組みから見れば公共部門の雇用81万人創出が核心だ。これに民間部門が創業と新産業を主軸にした革新成長を通じて雇用を創り出すというのが骨子だ。
ロードマップは額面通りに見ればもっともらしいように見える。体感失業率21.5%に達する青年就職難を考慮して公共部門雇用が呼び水の役割を果たし、民間部門が革新型創業促進と産業競争力の向上、新産業とサービス業の育成、社会的企業まで合わせて本格的に雇用に創り出すという構想だからだ。その上に産業需要に適合した人材育成システムを革新して青年・女性・中高年などオーダーメード型雇用支援も行っていくことにしたため、よく整えられた構成のように見える。