【コラム】足して割ったらちょうどの韓日
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.10.16 15:53
平日午後1時半ごろ、事務室の横にあるトイレに行くと、同じ階で働く他の会社の若い女性たちで混み合っている。歯磨きしようとする人で混むのは驚くようなことでもない。「個人部屋」に入っている人と、外にいる人が大声で話をする光景は、ソウル生活に馴染んだ私にもここが外国であることを気づかせてくれる。
韓国に来てから間もないころ、とても不便に思ったのはトイレの中に擬音装置がないことだった。最近は日本のトイレには公共施設をはじめとしてほぼすべてに設置されている。ボタンを押せば用を足す音が外に聞こえず、恥ずかしさを和らげてくれる機能を果たす。日本女性はこのボタンをいつも使う。このボタンがない旧式の場合、水を流しながら用を足すほど音に敏感だ。なぜ韓国にはほとんどないのだろうか。