【コラム】韓日野球場文化の違い
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.09.25 14:47
最近小学校3年生の息子が野球に夢中だ。韓日ともに野球が人気スポーツに挙げられているが、野球文化はやや違っているようだ。今月2日、ソウルの蚕室(チャムシル)野球場を行ってきた。選手によって応援歌がそれぞれあり、男性応援団長がリードするのは日本と同じだった。だが、日本と違って若い観衆がかなり多く、特に女性の割合が高かった。「日本のスタジアムのように、バックネット裏で一人つぶやく中年・高齢男性はほとんどいない」と聞いていた通りだった。試合そのものの緊迫感よりも、全身を踊らせながら雰囲気を楽しむ様子を見て、野球場がデートコースとしても人気があるという言葉が理解できた。内野・外野の応援は別々にしたり、ファウルボールを取った後に試合よりもキャッチボールに没頭する子どもたちの姿も自然な韓国そのままだった。
また、観覧席にはビール販売員がほとんど目につかなかった。いてもほぼ男性だった。日本のスタジアムにはビールを入れたカバンを持った若い女性がスタンドのあちこちに配置されている。その日、蚕室野球場に一緒に行った知人は「若い女性が競技場で酒を売るというのは、かつて女性が男性に酒を注がなければならなかった時期を連想させるようで…」と語った。その一方で、日本よりもはるかに妖艶な若い女性チアリーダーのダンスは何の問題がないと思っているようで不思議に思った。