【取材日記】新生放送を真似る韓国地上波放送局
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.09 16:08
KBS(韓国放送公社)は今回の秋夕(チュソク、中秋)を迎え、計7件のパイロット番組を放送した。先月4日から多くの制作関係者がストライキに入り、制作の空白にもかかわらず長い連休期中に視聴者の視聴権を確保するための措置だったと評価できる。しかしそこまでだ。相当数のパイロット番組が従来の人気番組のフォーマットをそのまま使用し、地上波の安易な制作方式を繰り返したからだ。
6日に放送されたKBS2番組「列に並んでください」は、出演陣がおいしい飲食店や名所を訪れてして列に並んで経験するという内容だ。これは有名な店や観光地を一日中探して夜通し待つJTBC芸能番組「夜鬼」と似ていた。これに先立ち3日に放送されたKBS2「一人で来ました」も「チャンネルAの芸能番組『ハートシグナル』が地上波で再放送されるのかと思った」という皮肉の声を聞いた。KBS2「家族の発見」も、かなり以前に放送されたSBS(ソウル放送)番組「真実ゲーム」をもう一度見ているような錯覚を起こした。連休期間の特別編成を通じて新しいフォーマットを実験するというパイロット番組の趣旨を傷つけた。