韓国企業、日露戦争当時沈没した宝船の引き上げを推進(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 15:18
日露戦争当時の1905年、韓国東海(トンへ、日本名・日本海)の鬱陵島(ウルルンド)近海に沈没したロシア船舶の引き揚げ作業が進められている。現在の価値で150兆ウォン(14兆9000億円)とも推定さている金貨・金塊5000箱とともに沈んだと伝えられる6200トン級巡洋艦「ドミートリー・ドンスコイ」のことだ。20日、建設業界によると、ソウルに本社を置く建設業者のSHINIL GUANGCAIグループは、最近、同艦の引き揚げを推進している。
ロシアの戦争英雄ドミートリー・ドンスコイ大公(1350~1389)の名前がつけられた艦艇は、1905年5月29日、日本艦隊の包囲を突き抜けてウラジオストクへ向かっていた途中、鬱陵島沖70キロメートルの海上で再び包囲された。当時のドンスコイ艦長は船を日本海軍には渡せないと判断した。艦長は鬱陵島東側沖に最大限艦艇を移動させた後、160人余りの乗組員に浜辺に行くよう命じて排水板を開いて船をわざと沈没させた。