【中央時評】通貨危機20年後、何が違うのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 10:51
対外的にも多くの困難を経験している。何より北朝鮮の核危機が深刻だ。北朝鮮の6回目の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射で韓半島(朝鮮半島)で軍事衝突の危険が大きくなったが解決の突破口は見られない。北朝鮮の核危機の進展により韓国の安保と経済に途轍もない打撃が訪れかねない。
保護貿易主義と貿易摩擦も相当な対外リスク要因だ。中国は韓国の輸出の25%、米国は13%を占める最大貿易相手国だ。中国は高高度防衛ミサイル(THAAD)配備以降に経済報復措置を強化している。米国も韓米自由貿易協定(FTA)再協議で通商圧力を加えている。世界的な保護貿易主義は対外依存度が高い韓国経済にさらに不利に作用する。