日本で広がる核武装論…「安倍第1次内閣で米国と議論」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.12 13:11
日本で連日、核武装をめぐる主張が広がっている。保守政治家と保守メディアがこの問題を争点化している。次期首相候補としても取り上げられている石破茂前自民党幹事長が6日「日本国内に(核兵器を)日本国内に置かないというのは議論として本当に正しいのか」と提起し、11日には樫山幸夫元産経新聞論説委員長が油に火を注いだ。ウェブマガジンのWEDGE Infinityに「日本の核武装論が最大抑止力」というタイトルの記事を投稿した。彼は「内閣に含まれておらず、(身動きの幅が広い)石破氏が自民党内で(核武装)議論を活性化させなければならない」と主張した。
樫山氏は引き続き「日本核武装議論はすでにかなり前から日米間で取り上げられた」として2006年10月安倍1次内閣で安倍晋三首相とコンドリーザ・ライス元米国務長官間の対話を事例にあげた。当時、安倍氏は日本を訪問したライス元長官に北朝鮮核開発に対して日本社会から出ている懸念を伝えた。ライス氏の回顧録によると、安倍首相は「日本が核開発に手をつけるという選択肢は絶対にあり得ない」としつつも「それを希望する声が多いことも事実で、そのような声がますます大きくなっている」とした。北朝鮮に対する強硬派だったライス氏は「日本でそのような声(核武装)が出るのは意味がある。北朝鮮が核開発をするように放置すれば、深刻なことが起きるということを中国も骨身に染みるほど悟るだろう」という考えを回顧録に書いた。