「中国が北朝鮮を放置すれば重武装した日本が登場も」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.09.05 11:31
韓米連合訓練乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習(先月31日終了)が開始(21日)する前から、韓半島(朝鮮半島)には緊張が高まっていた。いわゆる「8月危機説」に米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の「言葉爆弾」で一触即発の状況が続いた。こうした中、金正恩委員長が「米国の態度を見守る」(15日)という柔軟なジェスチャーを見せると、トランプ大統領は翌日「賢明な決定をした」と反応し、緊張はやや小康状態に入るとみられた。
しかしUFG演習期間の先月29日、北朝鮮が日本列島を通過するミサイルを北太平洋に発射したことで、韓半島(朝鮮半島)をめぐる北東アジア情勢には荒波が押し寄せている。北朝鮮はこの日、北海道東側の海上に中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」を発射した。偶然にもその日は韓日併呑で韓国が国権を失った庚戌国恥日(1910年8月29日)だった。労働新聞は先月30日、「朝鮮人民軍戦略軍の全体将兵は107年前、韓日合併という恥辱的な条約が公布された血の8月29日に、残忍で悪らつな日本島国の種族が驚愕させる大胆な作戦を繰り広げた」と宣伝した。北朝鮮が「火星12」の方向を日本に決めた理由をこのように合理化しようとした。北朝鮮は韓国とは違い、今でも韓日合併という言葉を使っている。