「北ミサイル発射」事前に知っていた韓日、対応は違った…コリアパッシングの懸念強まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.30 10:49
韓国国家情報院は29日、「米国が前日(28日)に北朝鮮が中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射しようとする兆候を平安北道東倉里(ピョンアンブクド・トンチャンリ)で事前に確認し、韓国に伝達した」と国会情報委員会に報告した。
国家情報院によると、北朝鮮はこの日午前5時57分、平壌(ピョンヤン)の順安(スンアン)空港滑走路の一部の補助滑走路から北海道方面に向けて弾道ミサイルを発射した。北朝鮮が民間空港である順安空港からミサイルを発射したのは初めてだ。平安北道東倉里は平壌から北西側に100キロほど離れている。ミサイルは最大高度550キロメートルで約2700キロメートル飛行して北太平洋に落下した。複数の情報委員は「米国が衛星を通じて北朝鮮東倉里にあるミサイル発射基地で液体燃料を注入する場面や車両移動の様子などを確認して韓国情報当局に伝えてきた」とし「今回、発射体と推定されている『火星12型』の場合、液体燃料の注入に1時間程度かかっていたため事前確認が可能だった」と伝えた。