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韓国の20~30代、「トランプは嫌いだが米国は好き」(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 13:10
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別の言い方をすればいまの市民の二重的対米観は10年ほど前に韓米関係と国益を苦悩した盧武鉉大統領の考えとかなり似ていているわけだ。米国の一方主義外交、力と対決を掲げたリーダーシップを非常に批判的に見つめているという点で現在の対米観は過去の冷戦時代の盲目的親米主義とは区分される。また、北朝鮮を含む社会主義世界との対決のために不公平な韓米関係を当然と受け止め、自由や人権などの価値から安易に目を背けた冷戦親米主義とも区分される実用的思考が友好的対米観の核心だ。

◇若い層、実用的対米観維持

 
いまの二重的で実用的な対米観を主導する層は冷戦親米主義に傾いている60~70代でもなく、冷戦反共主義に相対して戦ってきた40~50代でもない、20~30代の若い層だ。もう少し深層的に見れば中国(13%)よりは米国との協力(74%)を圧倒的に重視する60代以上の既成世代は事実米国的思考が韓国社会に受容されることにそれほど積極的ではない(47%)。それに対し18~29歳の青年層は中国(22%)より米国との協力が重要(67%)と考える点で60代以上の既成世代と認識を共有するが同時に彼らは個人の自由と人権を強調する米国的思考が韓国社会に受容されることに積極的な支持(69%)を送っている。

トランプ政権の一方主義外交にもかかわらず、多くの市民が米国との協力が必要だと現実的に判断する重大な背景は北朝鮮の脅威だ。最近北朝鮮の核能力が日増しに高度化され脅威意識が途轍もなく高まっているが、多くの世論調査資料を総合してみれば北朝鮮の脅威意識と対米協力意志がともに動き始めたのは2010年からだった。2010年の哨戒艦爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃後に北朝鮮を見つめる視線には甚大な変化が進行中だ。北朝鮮を協力と支援の対象と見るカント的視線が明確に萎縮し、警戒と脅威の対象と見るホッブス的見方は顕著に増えている。

現在の二重的で現実主義的な対米協力観はただ単に通り過ぎる世論の波と見るのは難しい。2010年以降同じ流れが続いているという点で相当な持続性を備えており、また韓国社会の未来勢力といえる若い世代が主導しているという点で今後も相当期間続く可能性が大きい意識の流れだ。

文在寅政権の韓半島平和政策の核心軸のひとつはこの地で生きていく市民の集合的判断だ。この時緊要なのは市民が送る信号と騒音を区分することだ。右側から冷戦反共主義に根を置いた盲目的親米主義が騒音を出しているなら、左側からは対北朝鮮融和策に依然として固執する勢力の騒音が簡単でない。だが少なくない騒音にもかかわらず、多数の市民の集合意志は安定的で一貫して実用的対米観に集約されている。実用的で二重的な対米観とは結局平和追求という目標と韓国の現実の制約をともに考慮し普通の市民が苦しみながら生み出した暮らしの態度といえる。かつて折衷的でも実用的な対米政策を推進した盧武鉉大統領の選択もやはり鋭い洞察力よりは勇気に近いものだった。

チャン・フン中央日報コラムニスト・中央大学政治国際学科教授


韓国の20~30代、「トランプは嫌いだが米国は好き」(1)

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