韓経:【社説】危機の韓半島…自衛的核武装を議論する時期だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.10 10:25
北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載できる小型核弾頭の開発に成功したという米国情報当局の分析があった。ワシントンポスト(WP)の報道によると、米国防情報局(DIA)は報告書で「北朝鮮は早ければ来年にも核弾頭を搭載したICBMで米本土を実戦打撃する能力を保有するだろう」という見方を示した。北朝鮮が完全な核保有国に向けた重大な関門を越えたという評価も出ている。
さらに北朝鮮は昨日、中長距離ミサイルで米戦略資産根拠地のグアムを包囲射撃すると脅迫した。「火の海」「核戦争」「悲劇的終末」など露骨な言葉を動員しながら韓国と米国を威嚇したりもした。
米情報当局の判断が事実なら、これは韓半島(朝鮮半島)安保情勢を根本的に揺るがす深刻な事態だ。米国は国民の生命が北核の脅威に露出するだけでなく、核拡散防止という基本政策にも深い傷を負う。休暇中のトランプ米大統領は「北朝鮮が米国をさらに威嚇すれば『炎と怒り(fire and fury)』を目の当たりにするだろう」と述べ、軍事的行動の可能性まで開いておいた。