韓経:【社説】安倍首相-トランプ氏の会談、グローバル新貿易戦争の幕開け
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.18 11:02
安倍首相が今日未明、ニューヨークでトランプ米次期大統領と会談する。トランプ氏が大統領に就任する前に行われる極めて異例の会談だ。安倍首相は昨日、出国前に空港で「(トランプ氏と)未来に向けて夢を語り合う会談にしたい」と述べた。「日米同盟には血が通う」とも語った。安倍首相の目標は環太平洋経済連携協定(TPP)の原状復帰であり早期開始だ。TPPは経済同盟であり政治同盟だ。TPPの勝者は日本であり、最大の被害国は韓国となる。安倍首相とトランプ氏の会談に注目するしかない。
トランプ氏の保護貿易主義は単に扉を閉めるだけにとどまらない。過去の貿易体制の崩壊であり新しい貿易秩序の胎動だ。どの国が生き残り、どの国が崩壊するか分からない。利害関係が複雑に絡み合う。TPPはひとまず韓国に不利だ。輸出がふさがる。中国の対米輸出が打撃を受けても韓国としては心配だ。韓国の対中国輸出で中間財が占める比率は73.5%にのぼる。中国の貿易赤字と縮小は、すなわち韓国の貿易赤字と縮小だ。中国はアジアサプライチェーンの中間寄着地にすぎない。